impressible

逃してしまった

自分には居場所がない
と言うと
世の中の働いてるお父さんたちも
本当の居場所って持ってないよ
と言われた

自分が考えているのは
そんな広い世の中のことではない

そんなこと言ったら
インドの路上孤児なんか居場所どころか
存在を望んでくれる人すらいないよ
って話

そんなこと言ったら
自分は今のところ衣食住があって
存在を望んでくれる人もいて
なんて幸せなんだろう
って話


そうじゃなくて
今自分の周りの人と云う
限定的な世界で考えて


嫌な家族がいても
家に住むことを許されている
(自分は家族から追い出された人間だから)

具合が悪ければ自由に休める
(自分は休んだら生活出来ないから
どんなに具合が悪くても働かなければならない)


親の仕送りを見込める
(自分は自業自得でそれをしてもらえない)


どんなに障害が重くて
毎日作業所に出てこれない
って嘆いていても
それは「それを許される環境」が
あるから出来ることで
自分はうらやましい限りだとコッソリ思う



でも
自分はあのまま家にいたら
拒食症か親父との喧嘩で死ねたんじゃないかな
と思った


そう思ったら
今の生活を望んで
自分を今の状況に追い込んだ自分が
とても馬鹿らしく思えて

やっぱり自分は後悔のタネにならないことは
何ひとつとしてないんだと
泣いた


大きなことでも
些細なことでも
自分が選択したこと
しなかったこと
努力したことしなかったこと
全部ぜんぶ後悔してきた
後悔しなかったことがない

良かれと思ってやったことでも
何もかもが後悔のタネとなる



死ぬチャンスをまた逃してしまった
何度目だろう
小さいころから数えたら沢山あるのに
また逃してしまった
自分が望んだことで逃してしまった


自由など
安全など
安らぎなど
求めなければ良かった


あのまま
ベッドの上しか身を置くところがなく
食べ物を食べることが出来ず
いつ暴力を振るわれるかおびえて
食べ物の匂いが消えるまで親父が寝るまで
雨の日でも外を歩き回って時間をつぶす

あの生活をしていれば
そのうち死ねたのではなかったか


変に安らぎを見つけて
しがみついていかねばならないことなど
生まれなかったのではないか

悲しい
自分は何を求めたのか
自由を求めて
自由をなくした
それが悲しい


後悔しなかったことがない
それが悲しくてたまらない
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by nonbike | 2009-10-28 15:55 | heavy or negative
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