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impressible

仏縁

変な夢を見ました。

なーは学校の教室の掃除をみんなとしていました。
するといきなり、教室が畳張りになって、
回りはみんな正座して、机に向かっているのです。
みんな、幼稚園や小学校で同級になった人たちでした。
小学校のとき、一番好きだった先生が、黒板に向かって、
漢字を書いています。それは、仏教のお経のようで、
その読み方や、ある文章を使って運命を占う方法などを
話していました。
みんな真剣に黒板を書き写します。
でも、なーには書き写す道具がないのです。
一人で泣いていると、前の方に座っていた
中学のときの友達がやってきて、なーに何か言うのです。
でも、その言葉は、太鼓を細い棒でたたいているような
タタタタという音にしか聞えません。
何を言っているのかわからない。と言うと、友達は、
「まだなーちゃんには聞えないんだね」と言って、席に戻りました。
気づくと、黒板は大きな仏壇のようなものに変わり、
黄色かからし色かというような色の垂れ幕や金色に光る像が
いっぱいあるようになりました。
そして、いつしか授業は終わり、入園式のようになっていました。
なーは大きな仏壇の前で先生から、「大事に使うのよ」と
垂れ幕と同じような黄色かからし色かというような
入れ物を渡されました。
それは花びらが梅より多く天皇家の菊紋より少ない花に見え、
中央は大きく丸く透かし彫りになっていました。
紫色の紐で結んであり、ほどいて開けると、
この器にこれほどのものが。と思われるほど
大きな経文や筆やすずりが入っていました。
そこで、式は終わり、みんなの親が迎えに来ました。
なーに何かを言った友達が帰る姿を見て、
なーは今なら聞えるかもしれない。と思って、
「ねえ、待って、綾姉ちゃんが言ったんでしょ」と呼び止めました。
すると、友達は「そうそう。綾って言ってたよ」とだけ言って、
ぴょんぴょんと跳ねるように帰ってしまいました。
なーの迎えは両親ではなく、
一番上の伯父夫婦と二番目の伯母で、
伯父夫婦は最初見て分からなかったほど年をとっていました。
迎えに来た人たちは建物の中にある
仏壇みたいなものたちを拝んでいきます。
それが、仏壇を拝んだりはしない伯母が一生懸命拝んでいたので、
なーはとてもびっくりしました。
なーはお供えしていたお菓子をおすそ分けしてもらい、
帰途につきました。

あとはなんだか、その前に見た夢とぐちゃぐちゃになっていて、
よく分かりません。

母は「そろそろ仏さまを拝むようにしなさい」と言う暗示かもしれない。
と言いました。

母はよく不思議な夢を見ます。
周りの人に子供が出来ると夢に見るそうで、男か女かも分かるようです。
誰かが病気になるときも死んだなーの姉さん、綾姉ちゃんですが、
夢に出てくるそうです。
祖父が死んだときも、綾姉ちゃんが夢に出てきたそうです。

一方、なーも時々そんな夢を見ます。
遠縁ですが、親戚の子供が生まれる夢を2回ほど見ました。
その時は性別も当てました。
よく遊んでもらったお姉さんの子供で、ふたりとも男の子でした。
祖父が死んだ時は祖父が暗い向こうの方へ
なーに手を振りながら歩いていく夢を見ました。
祖父はその時、亡くなった時のステテコ姿のままでした。

また、なーと母が同じ夢を見たときもあります。
なーが事故に遭って死線をさまよっているときでした。

母が誰かの手をつないで歩いているのです。
誰かは分からないのです。ふたりとも裸なのです。
どこか休める場所を探して歩いていたのですが、
入った家はぼろい木で作った小屋で、真っ暗な何もない中に
男の子が足を抱えて座っていて、
「ここはぼくとお父さんの家だから出て行って」と言われました。
さらに歩いていると、畑仕事をしていたおばあさんに
「山のほうに行くと寺がある」と言われて、そちらへ行きました。
寺は「こうほうたいしゃ」(漢字が思い出せません;;)と
書かれていて、門をたたくと女の人が出てきました。
休ませてくれ。と頼むと「あなたお経は書けるかね」と言われ、
母は、書ける。と答えました。
そして、母が写経をしていると、裸だったはずなのに、
いつの間にか紫色の衣を着ているのです。
そして、男の人が出てきて、女の人が「休ませてくれと言っている。」
と言うと、男の人は「お前の好きにすればいい」と言いました。
女の人は「2、3日休んでいきなさい。」と言いました。

なーは2日間死線をさまよいました。
なーはそれから意識のない間、
とてもとてもいっぱいの夢を見ていたので、
どれも中途半端にしか覚えていません。
で、母となーが同じ夢を見たというのは、
なーがぼろ小屋の男の子のことを覚えていたからです。
それは全てが母と一致していて、だから、
母が手を引いていたのはなーだったんだろう。となりました。

また、この夢と同じパターンを別の人が見ています。
血のつながりもない、ただの知り合いですが、
旦那さんが亡くなられたときに見たそうです。
その人は、寺で休ませてはもらえず、
「あなたはここに来るべきではないから帰りなさい」
と言われたそうです。

仏縁とはまことに不思議なものです。

母が言うには、
仏教で一番、位の高い色はからし色みたいな黄色なのだそうです。
その次が紫。

さて。綾姉ちゃんはなーに何を言いたかったのでしょう。
by nonbike | 2006-09-04 23:57 | light & bright
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